参加者の皆様、よろしくお願いします。
シナリオ名：獄土に咲くガーベラを求めて
■あらすじ
舞台はヘルズガルド領に位置する街ルクロス。
地獄の守り手と称される血統は、民ですら清楚で洗練されており、豪奢ではない美しさと力強さが漂う。
だが、地獄にも気づかれぬように暗躍する者がいること、首輪に鎖を繋がれた哀れな存在がいることをどれほどの者が知っていようか。
鎖を引いた先にあるものが何なのか、物語を導いた騎士らのみが知るだろう。
■登場人物
クラウス・ヴァンフォルデ・フォン・ヘルズガルド 先導卿
男性/叙勲年齢29歳/騎士歴59年/宝石の如き青/死者の如き灰白/意志の強い目/謹厳実直な態度
地獄の門と呼ばれる街ルクロスの将軍。ヘルズガルドとしての強い誇りを持っており、堕落者や冥王軍の手から多くの者を守ってきた。近々、彼は民との婚礼をおこなうという。側近の奉仕者への叙勲はよくある話だが、結婚とは珍しい話だ。
スフェール 忌まわしき夢
女性/外見年齢15歳/活動年数90年/魔性を感じる紫の瞳/蕩かす魔性の蜜色/誘うような首すじ/見下す視線
美しい人の姿を持つ女性。本当の姿はメリュジーヌ(半身が蛇の異端)であるが、ルクロスへの出入りは特例で認められている力ある異端だ。だが最近は街に姿を見せないという。そして不吉な噂が民の間ではびこっている。騎士を惑わせているだとか、死体を集めているだとか。
◆ハンドアウト
【騎士限定】 PC1 消えざる絆：クラウス【友・信】 推奨の道：遍歴・将軍
クイックスタート：ローゼンブルクの遍歴・ゲイズヴァルトの将軍
貴卿にとってクラウスは良き友人だ。共に戦い、堕落者を討ち倒した事もある。彼は厳格で、それでいて穏やかな性格、まさにヘルズガルドの騎士だ。そんな彼だがなんと婚礼を開くらしく、貴卿に宛てた招待状もある。騎士でも婚礼はまれにあるが、賛否両論ある話だ。とは言え中々面白いこともあるものだ。貴卿は友の晴れ舞台を見るためにルクロスへと向かう。
【異端限定】PC2 消えざる絆：スフェール【信・恋】
推奨の異端：メリュジーヌ・グリマルキン 推奨の道：流浪・魔女
クイックスタート：メリュジーヌの魔女
御身はメリュジーヌの魔女スフェールとは付き合いがある。優しい人柄と強い魔力による恩恵で、ヘルズガルド近隣の村に寄り添って生きていた素晴らしい異端だ。しかし最近は灰が森に身を潜めているのだとか。しかも妙な忌み名で呼ばれている噂も聞いた。御身はいてもたってもいられず彼女の元へ急いだ。
【騎士限定】PC3 消えざる絆：クラウス【侮・怒】 推奨の道：狩人・賢者
クイックスタート：ノスフェラスの狩人・ダストハイムの賢者
貴卿は粛清泊アンドレアスに仕える（または関わりのある）騎士だ。彼から依頼が入る。どうもクラウスなる騎士が婚礼をあげるのだとか。それも民と。あまり聞かぬ話だ。さらにどうも影の動きがあるらしい。それが堕落者なのか異端なのかは分からぬが、疑わしき案件だ。場合によってはその咎にはしかるべき対処が必要であろう。貴卿はルクロスへと出立する。
【制限なし】PC4 消えざる絆：スフェール【主・敬】 推奨の道：夜獣・近衛
推奨の異端：ナハツェーラ・ヴルコラク 推奨の道：野伏・密使
クイックスタート：アヴァロームの夜獣・ヴルコラクの野伏
堕落し何もかも失ったと思っていた、あるいは土に還った身であっただろうか。だが今、君は地に立ち再び月光を浴びている。驚きを隠せない君のそばで、魔女は優しく微笑んでいる。きっとこの方のおかげなのだろう。この世にやり残したことがあった気もそうでなかった気もする。でもしばらくは、この方のそばで新しい生活を謳歌してみよう。
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