参加者の皆様、よろしくお願いします。
◆シナリオ
「帰らずの君」ヘレティカノワール掲載
◆物語の背景
高貴にして正統なるドラクの血統が統べる領土。その辺境に、イオーネという名の小さな村落があった。四方を深い森に囲まれた村は、近隣の村を妖精や堕落者を騒がせた折にさえ、目立った被害を受けなかったという。一説では、森に住まう異端の魔女の術が、村を外敵から守っているのだと。
そのイオーネ村を夜な夜な異形の怪物が襲う。という噂が広まったのはつい最近のことだ。
堕落者の仕業か、はたまた冥王軍の侵攻か。噂を聞きつけ、心ある者達が立ち上がった。それは、あるいは彼の地に縁深き異端であり、彼の地を守ろうとする騎士達であった。
◆HO
■PC① 異端限定 消えざる絆：エレナ【燐または侮】
注意：実年齢と外見年齢が10+1ｄ6に固定される
御身はかつて民から異端となり、故郷を去った。
怪物が現れたという村こそ、御身の生まれ故郷である。御身には、エレナという名の幼い妹がいた。
御身が村に住まう魔女の手を借りてまで村から逃げ出したのは、異端を恐れる村人の目から妹を守るためであった。
あの日、無口でおとなしかった妹が、御身を引き留めようと泣き叫んでいた声が、今も耳に木霊して離れない。
辺境の村を襲う怪物の噂を聞いたのは、そんな折であった。エレナは無事だろうか。御身の足は、知らぬ間に故郷への道を辿っていた。
■PC② 騎士限定 消えざる絆：カルラ【友または恋】
辺境に住む魔女カルラと貴卿は、長い付き合いだ。
異端と遠ざけられながらも、民の暮らしを守護せんとする彼女の誠実と献身を、貴卿は好ましく思っている。その思いは、騎士と異端という身分さえ超えたものだ。そんな彼女から、助力を願う便りが届いた。
彼女の住まう森に怪物が住み着き、夜な夜な村を襲っているのだという。彼の地を収める領主が討伐のため騎士を遣わそうとしている。という噂も聞く。彼女の様子を見に行くべきだろう。
■PC③ 騎士限定 消えざる絆：PC5【任意のルージュ】
貴卿は叙勲から間もない騎士である。
最近、ドラク領辺境のイオーネ村にて、異形の怪物が村を襲ったという噂が耳にした。
イオーネ村といえば、かつて貴卿を窮地から救ったPC5の治める地。
良い機会だ。もしかしたら、あの時の恩を返せるかもしれない。
異形の怪物を討ち、PC5に恩を返すべく貴卿は彼の地へと出率した。
■PC④ 異端限定 消えざる絆：カルラ【信または敬】
御身は自由なる異端である。
辺境に住む魔女カルラは御身の親しき友であり、かつて師事した時期もある。近頃、そんな彼女の住む森に怪物が現れ、彼女の守る村を襲っているという噂を聞いた。
彼女でも退けられぬ怪物とは、どれほど恐ろしいものなのだろうか。心優しく争いを好まぬ彼女のことだ、きっと心を痛めているに違いない。
冒険心に突き動かされ、御身は彼の地へと向かった。
■PC⑤ 騎士限定 消えざる絆：イオーネの怪物【任意のノワール】
貴卿はドラク領辺境の地を治める領主である。治める領地の中には、イオーネ村も含まれていた。イオーネ村は古くから異端の魔女によって守護されていた。だが、その村に最近怪物が現れたというではないか。
その魔女が堕落し、村を襲う怪物と成り果てたのやも知れぬ。やはり異端など、信じるべきではなかった。
怪物を討つべく、貴卿はイオーネ村へと向かった。
以上です。皆様当日はよろしくお願いします！
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